Author Archives: Arun Singh
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2020年第1四半期の締め括りにあたり、当社は、DDoS攻撃の傾向が、未曾有の世界的外出禁止令の中、変わったのかどうか、変わったのであればどのように変わったのかの把握に着手しました。それ以降、トラフィックレベルは多くの国で50%以上も増加していますが、DDoS攻撃も同様に増えているのでしょうか。
長期休暇の時期は、トラフィックの増加が見られます。この時期、世の中の人は、オンラインで買い物や食べ物を注文したり、オンラインゲームで遊んだり、その他オンラインでさまざまなことを楽しんでいるものです。使用量の増加は、種々多様なオンラインサービスを提供する企業にとって分刻みの収益増加につながります。
こうしたピーク時にダウンタイムやサービス低下が発生すると、あっという間にユーザーの解約や大規模な減収という事態になりかねません。ITICの見積もりでは、停止時の損失額は、1分あたり平均5,600ドルとなります。これは1時間あたり30万ドル以上の損失に相当します。したがって、長期休暇時期に攻撃者がDDoS攻撃の数を増やすことで、この機会を利用するのは驚くべきことではありません。
現在のコロナ禍は、同じような因果関係を持っています。多くの人が、家にいることを余儀なくされています。日々の仕事をこなすために、オンラインサービスへの依存度を高めている現状が、インターネットトラフィックとDDoS攻撃の急増を引き起こします。
2020年の第1四半期に観測された攻撃のほとんどが、ビットレートで比較的小規模なものでした。次の図で示すように、10Gbps未満の攻撃が起きたのは、2020年第1四半期が92%、一方、2019年の第4四半期は、84%でした。
さらに深く掘り下げると、第1四半期の10Gbps未満の攻撃の分布には、前四半期と比較すると興味深い変化が見られます。前年第4四半期では、47%のネットワーク層DDoS攻撃の最大値は500Mbps以下であるのに対して、今年の第1四半期では、それが64%まで増加しています。
パケットレートの観点からは、攻撃の大部分で最大値は100万pps以下でした。ビットレートとともに、このレートは攻撃者が1秒あたり数ビットまたはパケットの高速フラッドを生成するために努力もリソースも集中させていないことを示しています。
ところが、減少しているのはパケットとビットレートだけでなく、攻撃持続時間も減少しています。下の図を見ると、第1四半期に30~60分間続いたDDoS攻撃は79%で、第4四半期の60%から19%増加したことがわかります。
この3つの傾向は、次のように説明できます。
攻撃の大部分は10Gbps未満ですが、大規模な攻撃も依然として蔓延しています。以下のグラフでは、2019年第4四半期と2020年第1四半期にCloudflareが観測し、軽減したネットワーク層DDoS攻撃の最大ビットレートの傾向を示しています。今四半期に起きた最大の攻撃は3月に発生し、ピークは550Gbpsをわずかに上回りました。
しつこい攻撃者は、攻撃に失敗しても諦めないタイプです。何度も仕掛けてきます。ターゲットに向けて複数の攻撃を仕掛け、攻撃ベクトルを複数利用することもあります。2019年第4四半期の年末期間中に、攻撃者は単一のCloudflare IPに対して1日に523件ものDDoS攻撃をしつこく仕掛けてきました。攻撃下にあったCloudflare IPそれぞれが、毎日平均4.6ものDDoS攻撃の標的となりました。
各国で新型コロナウイルスによる都市封鎖が始まった第1四半期中、例年の月間平均と比べると、攻撃数に大幅な増加が見られました。このような増加を目の当たりにしたのは、2019年の第4四半期以来です。ただし、そこには興味深い違いがあり、現在の攻撃は年末時期より持続性が低かったように見えました。2020年第1四半期、各Cloudflare IPアドレスへの1日あたりの攻撃の持続率は2.2件まで低下しており、単一IPアドレスへの攻撃の最大数は311件でした。これは前期の年末時期に比べ40%の削減でした。
過去2四半期にわたり、1日あたりIPごとのDDoS攻撃で使われた攻撃ベクトルの平均数はほぼ一定して約1.4で、最大数は10でした。
この四半期では、第3/4層で34種類の攻撃ベクトルが見られました。ACK攻撃は第1四半期の最大数(50.1%)を占め、次はSYN攻撃の16.6%でした。第3位はMiraiで、それでも攻撃の大きな割合(15.4%)を占めています。SYN攻撃とACK DDoS攻撃(TCP)を合わせると、第1四半期の第3/4層への全攻撃ベクトルの66%となります。
Attack Vector | Percent in Q1 |
---|---|
ACK | 50.121% |
SYN | 16.636% |
Mirai | 15.404% |
UDP | 5.714% |
LDAP | 2.898% |
SSDP | 2.833% |
DNS | 2.677% |
Other | 0.876% |
QUIC | 0.527% |
NTP | 0.373% |
RST | 0.353% |
Memcached | 0.296% |
ChargeGen | 0.236% |
WS Discovery | 0.221% |
ACK-PSH | 0.208% |
SNMP | 0.159% |
VSE | 0.081% |
MSSQL | 0.079% |
ICMP | 0.072% |
Bittorrent | 0.056% |
OpenVPN | 0.046% |
Dahua | 0.032% |
GRE | 0.022% |
TFTP | 0.014% |
LOIC | 0.014% |
STUN | 0.011% |
Lantronix | 0.009% |
CoAP | 0.008% |
Jenkins | 0.006% |
VXWorks | 0.005% |
Ubiquity | 0.005% |
TeamSpeak | 0.004% |
XMAS | 0.003% |
SPSS | 0.001% |
2020年3月のDDoS攻撃数は、1月と2月と比較して増加しました。以下に示されるように、この危機的時期を、攻撃者はDDoS攻撃を増やす絶好の機会であると考えました。
さらに、各国の政府当局が都市封鎖と一時待機の義務づけを始めたのに合わせて、攻撃者は3月下旬に大規模な攻撃を増加させに至りました。3月の後半(3月16~31日)には、前半(3月1~15日)に比べて検出された攻撃は55%も増加していました。さらに、300-400 Gbpsをピークとする攻撃の94%が3月中に発生したものでした。
DDoSの状況は常に変化しており、包括的で適応性の高いDDoS保護ソリューションを備えることが重要です。上記の攻撃への洞察の観点から、ここではCloudflareがお客様を保護するために、こうした変化に対して機先を制していく方法をご紹介しましょう。
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The proliferation of DDoS attacks of varying size, duration, and persistence has made DDoS protection a foundational part of every business and organization’s online presence. However, there are key considerations including network capacity, management capabilities, global distribution, alerting, reporting and support that security and risk management technical professionals need to evaluate when selecting a DDoS protection solution.
Gartner recently published the report Solution Comparison for DDoS Cloud Scrubbing Centers (ID G00467346), authored by Thomas Lintemuth, Patrick Hevesi and Sushil Aryal. This report enables customers to view a side-by-side solution comparison of different DDoS cloud scrubbing centers measured against common assessment criteria. If you have a Gartner subscription, you can view the report here. Cloudflare has received the greatest number of ‘High’ ratings as compared to the 6 other DDoS vendors across 23 assessment criteria in the report.
From our perspective, the nature of DDoS attacks has transformed, as the economics and ease of launching a DDoS attack has changed dramatically. With a rise in cost-effective capabilities of launching a DDoS attack, we have observed a rise in the number of under 10 Gbps DDoS Continue reading